2015年6月13日の総会におきまして会長に就任いたしました小藤幸男でございます。
ふくい市民国際交流協会は、市民レベルの国際交流を推進する中核組織として、1996年(平成8年)7月に発足して以来、市民参加による交流を基調として福井市の国際交流並びに多文化共生社会の伸展に寄与する活動を行って参りました。
2013年4月には一般の市民や法人が社員となって一般社団法人を設立しましたが、社団法人である国際交流推進団体は、全国的にも珍しく、その特徴を生かした市民主体の活動を進めて行かなければならないと考えております。
自治体の国際化をめぐる環境は、大きく変わりつつあります。2015年1月に福井市が改定した「福井市多文化共生推進プラン」では、災害時における外国人市民への情報提供や支援活動が重点施策の一つに掲げられました。地震や水害など自然災害への対応が喫緊の課題となっている今日、当協会としても災害に対する多言語支援など、新たな課題への取組が求められています。
当協会は、2015年3月から公益社団法人として新たにスタートすることになりました。これを機に、市民レベルの国際交流や多文化共生の地域づくりに向けた活動をさらに充実発展させて参りますので、皆様の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。